NPO法人NPUサイエンスアカデミアは、学校教育の充実や子供の科学する心を醸成させ子どもの健全育成に寄与することを目指して立ち上げました。大学の現職の先生・元大学の先生・元高校の先生で組織した法人です。
　事業としては大きく分けて、以下の3つがあります。

1．自然を見る眼と自然を理解する心を育てる、また科学、地球環境について自ら疑問を持ち考えることを目的とし、科学・環境教室を開催しています。
2．教育的な側面から見た薬物乱用防止講演を実施しています。対象は埼玉県内の小中学校で、薬物乱用とは何かと考えるとともに、前を向く生き方とは何かを講演します。
3．サイエンスアカデミーと題した自然科学研究の発表会の実施です。小中高大生の研究の成果を発表してもらうため、市町村のバックアップなどもいただきながら、プレゼンテーションやパネルディスカッションを行っています。
　この他、学生・生徒の研究活動支援や薬用植物等の観察を行い、地域の魅力を発見する学術研究活動の支援にも力を入れています。

　秩父郡市の後援と教育機関の支援を受け、秩父サイエンスアカデミーと題した科学教室や研究発表会を開催しています。また、日本薬科大学と連携しながら、上尾市や伊奈町の小中学校に、薬物乱用の恐ろしさと前を向いて生きる大切さを話す薬物乱用防止講演を行っています。

　自治体が本気になってNPO法人の趣旨に賛同してくれれば、予算を有効に活用できると思います。私たちは子どもの科学する心を醸成するという、現職あるいはかつて教育者の立場にいた人間としての責任感があります。目先のお金ではなく、こうした子どもたち、学生たちの研究を志す、研究者の創出を担う団体でありたいと思っています。