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NPO法人熊谷市ほたるを保護する会(熊谷市)

活動状況

 認定NPO法人熊谷市ほたるを保護する会は、熊谷市江南地区で自然発生する「ゲンジボタル」を保護するため、環境保全活動などを行っています。
 ホタルと聞くと優しい光を放ちながら飛び交う様子が連想されますが、ゲンジボタルは幼虫時代を水中で過ごし、水中にいるときにしか餌を食べないという繊細な生態です。また、カワニナ等貝類しか食べないため、ゲンジボタルの生息にはカワニナが生息できる水辺の保全が重要です。
 ホタルを鑑賞できるのは5月下旬から6月中旬頃ですが、ゲンジボタルは飼育が難しく、自生するホタルを守るためには1年を通して保護活動を行わなければなりません。私たちの活動を知り、今では、多くの人がホタルの保護のために協力してくれています。

 写真1〔ゲンジボタルの光跡〕

アピールポイント

 ほたるを保護する会では、「ほたる里山プロジェクト」として、ゲンジボタルの生息地付近の里山に、小さなお子さんを持つ家族も入ることのできる「里山」を整備しています。ここでは、近隣の保育園の園児や地域の親子と一緒に、春のタケノコ堀りや秋の焼き芋体験をしています。今後は「キコリ体験とキノコの菌植」などを行う予定です。

今後の展望

 この地に自生するホタルをどうか持ち帰らないでいただきたいとお願しています。ホタルの保護活動にとって最大の課題は人による乱獲であり、熊谷市のホタル保護条例では、ホタルやホタルの餌となるカワニナ等貝類を取ることが禁止されています。
 自然発生する「ゲンジボタル」は熊谷市に住む私たちの財産です。これからも、熊谷市の自然を保護しながら、自生するゲンジボタルを保護することで、毎年多くの方に鑑賞していただけるよう、環境保全に努めたいと思います。

 写真2〔近隣の保育園児とサツマイモ堀り〕
 写真3〔焼き芋体験会〕

取り組んでいるSDGsの目標

SDGs