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たまサポ調査隊がゆく

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NPO法人あかり(久喜市)

活動内容

 児童発達支援事業や、放課後等デイサービスなど、多岐にわたる事業を展開しています。
 放課後等デイサービスは、小学生、中学生、高校生と年代によって分けています。小学生は生活自立支援、中学生は思春期なのできめ細やかな支援を行います。高校生は進路を見据えた支援をします。高校を卒業した後は一般就労する子もいますし、福祉サービスの一環で学校を作っているのでそこに通う子もいます。英語、ダンス、PCを学んだり、旅行に行って青春を体験してもらったりしています。あくまでも通過点、選択肢の一つと思ってもらえればと考えています。
 また、児童・幼児期にその子の特性を理解して成長を促すきっかけとなるような障害者支援を行っています。あかりには、3つの発達支援センターがあり、通所を希望される方には必ず親子で見学をしていただきます。見学後は、代表が自ら対面し、その子の状況をよく聞いたうえでアドバイスを行います。お母さんがつらい姿を子どもは見たくないものです。「障害があるからといって不幸ではない」と考えてほしいですし、ほっとして帰ってほしいです。
通ってからも職員は「一日がんばったね」と必ず声を掛けます。ほめられる経験がどれだけ多かったかで、その後の自己肯定感に大きな影響があるという研究もあります。「ほめる場面」をどれだけ作れるかをいつも考えています。いかに一日子どもに「ドヤ顔」をさせるかが大事なのです。
「今日がんばったこと」を直接お伝えしたいので、お仕事を持つ保護者の方には大変かと思いますが、必ずお迎えに来てもらっています。そうすると帰りに「ほめられたの?がんばったね」という会話があって、帰ってからも子どもが「ドヤ顔」をします。
同時に、職員には、気持ちよく仕事をしてもらうために、「苦手なことは他の人に」という方針で、得意なことを伸ばしてやってもらうようにしています。皆で支えれば苦手なこともいっしょに伸びていきます。そうして自信がつくと挑戦する気持ちも芽生えてくるのです。

アピールポイント

 利用者ファーストであると同時に、職員ファーストで運営を行っています。私たちは、人を支援するという大それたことをしています。つらい気持ちでいい支援などできるわけがありません。ゆったりとした人を育てる、ヒアリングする。ほめる、など利用者に行うことはすべて職員に対しても行います。
 「愛の反対語は無関心」といわれます。「無関心の逆のことをしよう、関心を持とう」をモットーに、同じような思いをみんなにも持ってほしいのです。そこから、心のこもった支援が生まれるのだと考えます。

今後の展望

 事業はある程度拡大したので、これからは「安定」が大切だと考えています。安定とは、支援の質を上げていくということです。事業を拡大することに注力する方もいるかもしれませんが、私たちは今だからこそ足元を固めることが大事だと考えます。
 職員の新卒採用も始まり、子どもたちとともに職員も成長しています。
 今は次のステップを探しています。これからもともに成長していきたいです。

取り組んでいるSDGsの目標

SDGs

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