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令和3年度 埼玉未来大学公開学習(後期) 実施報告

埼玉未来大学では、受講生が一堂に会する「公開学習」を一般の方々にもご参加いただき、埼玉未来大学の魅力をお伝えしております。しかしながら、令和3年度後期「公開学習」については、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から一般の方々のご参加を見送らせていただき、埼玉未来大学の受講生は事前に収録したセミナーと講演を各学園で視聴しました。そこで、人生のセカンドステージを自らデザインし、生涯現役で活躍しようとするシニアの皆さんの「学び直し」と「再チャレンジ」を応援する「埼玉未来大学」の魅力を一人でも多くの方にお届けするため、その概要をホームページにて報告させていただきます。

埼玉未来大学の詳細はこちらをご覧ください。

内容

第1部 健康セミナー「健康長寿プログラムについて」
講師:田口 孝行 氏(埼玉県立大学教授)

第2部 講演「出会いの人生から学んだこと」
講師:菊地 幸夫 氏(弁護士)

第1部 「健康長寿プログラムについて」 田口 孝行 氏

はじめに、フレイルとは、年を重ねることで、心と体の活力が徐々に落ち込んでいく状態、回復力が低下している状態、ストレスを受けても元の状態に戻りにくい状態であると説明がありました。

また、目に見えるフレイルの状態として、①体重の減少②動作の緩慢③活動量の減少④弱々しさ⑤疲労感があり、フレイルを更に悪化させる、目に見えないフレイルの原因として、①運動・栄養・口腔②精神③社会参加を挙げられました。

後半は、埼玉未来大学ライフデザイン科で使用している「いきいき健康チェックシート」の結果解説をしていただき、身体活動、文化活動・ボランティア・地域活動とフレイルとの関係について解説いただきました。

最後に、キョウヨウ(今日、用がある)キョウイク(今日、行く所がある)が大切であり、フレイルを予防するためには、意識・考え方を変えることが重要であるとお話いただきました。

第2部 「出会いの人生から学んだこと」 菊地 幸夫 氏

トライアスロン大会出場やバレーボールチームの監督を務めるなど、弁護士に留まらず、幅広く活躍されている菊地幸夫氏。様々な経験や出会いから学んだことをお話くださり、人生100年時代を生涯現役で過ごすヒントをいただきました。

はじめに、生涯現役でいるためには健康でいることが前提であるとお話されました。健康でいるために、普段から、お酒はほどほどにし、たまには好きなものを好きなだけ食べることもあるが、食べ過ぎないように心がけていらっしゃるそうです。また、運動をすることや、糖分は控えるなど、健康に気を使って日々を過ごされているそうです。

地域に馴染めない高齢者や高齢者の孤独死に直面されたお話もあり、こういった経験から、地域の人と交流をもつことが大事なのだと感じたそうです。そして、ワークライフバランスの大切さや、現役時代から少しずつ地域活動に参加することの大切さに気付いたと語られました。

最後に、長年続けているバレーボールチームの監督活動や犬の散歩時の地域住民との交流など、ご自身が普段されている地域活動についてのお話をされ、地域参加により、人生がより豊かなものとなったとお話されました。