埼玉県立大学といきいき埼玉との相互連携協定
相互連携協定の締結
公益財団法人いきいき埼玉は、令和2年2月6日、公立大学法人埼玉県立大学と「埼玉県立大学と公益財団法人いきいき埼玉との相互連携に関する協定書」を締結しました。保健・医療・福祉の分野で専門的な知見・技術を有する同大学と県民活動総合センターや埼玉未来大学を運営する当財団とが連携することで、県民の健康寿命の延伸やシニアの活躍支援などに取り組み、地域の活性化を図っています。
連携協定書調印式
- ①日時 令和2年2月6日
- ②場所 埼玉県知事公館 第2応接室
- ③出席者
- 埼玉県立大学/田中滋理事長、萱場一則学長、星文彦地域産学連携センター所長
- いきいき埼玉/永沢映理事長、杉野勝也副理事長
連携・協力事項
- ①県民活動・生涯学習の推進に関すること
- ②保健・医療・福祉の充実・向上に関すること
- ③人材育成に関すること
- ④地域の活性化に関すること
- ⑤その他、協定の目的を達成するため必要な事項に関すること
主な連携事業の内容
協定に基づく主な連携事業は、埼玉未来大学の充実に向けた指導・助言です。当財団は、埼玉県立大学から埼玉未来大学の充実に向けた指導・助言とともに、埼玉未来大学ライフデザイン科のカリキュラムなどの監修を受けています。
過去の連携事業
実施年度 |
実施内容 |
2020(令和2) |
・埼玉未来大学ライフデザイン科のカリキュラムなどの監修 |
2021(令和3) |
・埼玉未来大学ライフデザイン科のカリキュラムなどの監修 |
2022(令和4) |
・埼玉未来大学ライフデザイン科のカリキュラムなどの監修 |
連携で県立大学の魅力創出に
埼玉県立大学研究・地域産学連携担当
担当部長 関根梨絵さん
(令和5年3月1日現在)
現状の参加者は県東部に偏在
「本学は、県東部の越谷市に立地しており、地元・越谷市や隣接する春日部市、吉川市などと包括的な連携協定を締結しているほか、オープンカレッジ講座(公開講座)に近隣住民の方が多く参加するなど、地域と結びつきながらさまざまな取り組みを行っています。一方で、“県立”大学としては、より全県域を対象とした事業展開を望んでいます。貴財団との連携の中で、『本学のオープンカレッジ講座を貴財団を会場にして開催する』などの新たな取り組みが検討できるかもしれません」
学生ボランティアの力を生かして
「本学で実施している講座・取り組みでは、学生が活躍しているものも多いです。例えば、小中学生向けには『3Dプリンターによるキーホルダー作り』『自分のDNAを取り出してみよう』といった科学講座を、シニア向けには『体力測定会』『スマホの使い方講座』などをそれぞれ開催していますが、本学の学生ボランティアが積極的に参加し好評を得ました。スマホの使い方講座では、参加したシニアの方から『スマホの使い方より学生と会話ができてよかった』との感想を頂きました」
地域連携で学生にも刺激に
「貴財団では未来大学やシルバー人材センターを運営しているので、保健医療や福祉を専門とする本学とは親和性が高いと感じます。例えば『元気に働き続けるための健康講座』といったテーマは、人生100年時代にふさわしいのはないでしょうか。地域連携を深めることが本学の魅力創出につながり、地域活動に対して意識の高い学生にとっても刺激になると思います。ひいては学生の就職活動にもプラスに働くことでしょう」
いきいき埼玉の広報力に期待
「特に、貴財団の広報力に期待したいですね。本学の広報はホームページが主体ですが、貴財団と共催事業を行い、県広報紙や貴財団広報紙に掲載できれば、これまで本学の広報が届かなかった方にも『埼玉県立大学』を知っていただけると思います。また学生に対して発信する本学のボランティア情報についても、NPO団体を所管する貴財団が直接訪問された団体情報であれば、学生も安心して参加できるでしょう。このように今後、県央地域の貴財団と連携を深めることで、より多くの方に本学を知っていただく機会が増えるものと期待しています」
問合せ
公益財団法人いきいき埼玉 総務部経営企画担当 電話:048-728-7117