「この制度を使って経験や知識を生かすべき」

令和２年に埼玉未来大学を卒業し、現在まなびあい講師として活躍している美濃部(みのべ)博(ひろし)さんを紹介します。

「今までとは違う、本当に自分のやりたいこと」への挑戦

「学生時代のアルバイトがきっかけでコーヒー会社に就職しました。入社後は営業収益や製品開発のことが常に頭にありました。南米コロンビアで研修できたこと、全国で50人（令和５年２月現在）のコーヒー鑑定士資格を取得できたことは、会社に感謝しています。定年退職を間近に控え、会社からは『後進の育成のためにも、ぜひ…』と再雇用の話も打診されました。しかし、家でも楽しめる趣味としてのコーヒーを意識し始め、安定した職に就くことより『今までとは違う、本当に自分のやりたいこと』への挑戦を考えるようになったのです。熟慮の末、思い切って会社を退職し埼玉未来大学の門をたたきました」

事業計画書の作成で目標が明確に

「未来大学のカリキュラムに含まれていた『事業計画書の作成』により、自分の考えが次第にまとまり、目標が明確になりました。まなびあい講師の制度は、未来大学の担当職員から紹介されて初めて知り、在学中に応募しました。この制度には、一人前の講師として独り立ちするまで段階別の研修があります。私の場合、最終段階の研修は企画書の提出だけだったので、自分の企画した講座を柔軟に運営できました。例えば、受講者全員を対象とすべきか迷っていた『コーヒーのブレンド体験』では、担当職員のサポートもあって予定時間内に無事終了し、受講者の反応もつかめたので次につながる自信がつきました。このような”自由度”は大変ありがたいですね」

まなびあい講師の信用度の高さに驚く

「シルバー人材センターに登録すれば未来大学の受講料が割引になることを知り、同センターに登録しました。同センターの紹介を受け、現在は地元の公民館でも働いています。公民館では、まなびあい講師の信用度の高さに驚かれました。私の名刺を見た公民館担当者は、コーヒー鑑定士よりまなびあい講師の肩書に感嘆の声を上げたのです。その時、まなびあい講師の信用度の高さに改めて驚きました。卒業生同士の交流も盛んで、会社を退職してから友人もできました。人生は長いです。皆さんもこの素晴らしい制度を使って、自分の経験・知識・資格を生かさない手はないでしょう！」

「あれこれ悩まず、まずはチャレンジを！」

まなびあい講師の担当者から制度の概要をお伝えします。

コミュニケーション能力が重要

「専門分野については、講師希望者から提出された企画書を見ても、同一年度で同じ内容は二つとありません。植物のエゴマ、昭和時代の家電製品、子供を対象とした魚食（料理）など、千差万別です。ある程度の専門性は必要ですが、ユニークなものが好まれます。むしろ『何を伝えたいか』『講師となってどのような地域活動に参画したいか』という視点やコミュニケーション能力が重要です。講師経験の全くない人がセミナーに参加して自分自身を見つめ直し、講師としての場数を踏んでいきスキル（技術）を高めた人もいます」

講師登録者は１６６人

「講師塾を受講してから『やはりスキルが足りないので今回は講師登録を見送り、後日登録したい』という人もいます。令和５年３月１日現在、１６６人の講師登録者がいます。皆さんもあれこれ悩まず、まずはチャレンジしてみませんか。私たちも全面的に応援します！　不安な点や疑問点があれば遠慮なくお尋ねください」

人生100年の時代です！　あなたもぜひ「まなびあい講師」の登録をして、光輝く人生を自分自身の手でつかんでみませんか。

問合せ

生涯学習担当　048-728-7113

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